2011年05月09日

花咲くいろは 第6話「Nothing Venture Nothing Win」

 タイトルの訳は「挑戦なくして、勝利なし」。


 緒花が喜翆荘に来てもうそんなに時が過ぎたのか、緒花初めての給料日です。

 その額2万円也。

 てっきり不満をこぼすかと思いきや、家事全般をこなしてたった8千円(年齢×500円)しか貰えていなかった彼女にとっては大満足の大金だったのだ。
 いじらしい。

 働くって良いね。


 さてその朝、来客あり。

 経営コンサルタントで縁の大学の後輩、川尻崇子。

 いきなり接客で緒花達に厳しい指摘、あながち経営コンサルタントの肩書きも名前だけではなさそうです。
 ただ女将からは仮病を使われ相手にされませんが。

 そんな彼女から喜翆荘を立て直すための提案。

 というかこれは月一の恒例行事らしい。今月は仲居グループの番。

 地味な旅館、仲居のコスチュームだけでも変えて雰囲気を明るくしようというもの。

 しかし彼女が選んだコスチュームはどれもこれもやたら派手できわどいものばかり。

「挑戦なくして、勝利なし」だそうだが。

 この人本気でいってんのか?

 それはそうとなんだかその様子を覗いてた徹の様子もおかしい。

 仲居頭の巴はともかく、緒花と菜子はコスチュームチェンジ。
 背中がパカッと開き、胸元が強調されたチャイナドレス。

 縁曰く、おあつらえ向きのお客様もやって来るようで、いきなり実戦です。
 なんかいやに緒花がやる気満々です。こういう時は大抵……。


 ということで早速43歳男性、自営業、3名連れのお客様を接客。

 ですが案の定、お客様は派手な衣装に度肝を抜かれ、あたふたしている内に緒花とくんずほぐれずの状態に。
 そこを連れの家族(年頃の娘と妻)に見られる大失態。父親の威厳台無し。


 衣装も元々のものに着替え直し、巴共々3人で土下座の謝罪。

 しかし父親の威厳台無し。


 それにしても緒花「挑戦」という言葉にはノリノリの様子。
 衣装のきわどさが足りなかったんだろうかとか思案に暮れたり、学校にいっても他の衣装を考えてみたりと。

 民子はその「挑戦」に全否定ですが。

 民子は民子で今、別に挑戦していることがあるようです。


 さて学校から旅館へ帰ると、女将は崇子の手助けは不要といい、崇子は腹を立て帰ろうと、その2人の間で縁が仲を取り持とうと必死になっていた。

 あえなく崇子は乗ってきたスポーツカーで帰っていった。


 落ち込む縁。
 巴によると実際問題、喜翆荘の経営は芳しくないらしい。

 その為の縁の挑戦、崇子への依頼だったのだ。

 その夜縁を励ます緒花が姉、皐月に被る。
 かつて姉も根拠のない励ましを縁によく送っていたそうだ。

 喜翆荘のためになにか出来ないか。
 考え悩む緒花だったが。


 翌朝、女将に説得を試みる緒花。

 傾きかけた旅館をなんとかするには何か新しいことをやってみることが必要じゃなかろうか。
 だがとりつく島もない。

 と、そこに豆爺こと電六が現れる。
 そして緒花をある場所に案内する。

 その部屋にはきらびやかな着物の数々が舞っていた。

 それは女将が大事に保管していたもの。

 女将もとうにわかっていたのだ。なにかしないといけない。
 かつてそういう思いを亡き旦那様にぶつけていたそうだ。

 その1つがこの着物。

 丁度良いところになこちもやって来て。
 2人で着替えてみました。


 それで接客に出るとお客様から語られる喜翆荘の思い出の数々。

 喜翆荘に歴史あり。

 女将の「挑戦」の数々でした。


 さて緒花の「挑戦」は成功したのでしょうか?

 少なくとも縁の挑戦は続きそうです。



 前半はなんじゃこりゃっていう話でした。

 あんな提案してくる経営コンサルタントがあるかよー。

 まあ後半で上手く締めてくれたけど。


 しかし緒花アグレッシブ過ぎるだろう(笑)。
 挑戦にも程がある。

 それでもってもう一つ問題なのが徹。

 あれは緒花に惚れてるのかなこちなのか(多分前者だろうけど)。
 みんちにとっちゃ穏やかな話じゃない。

 また色恋沙汰がありそうですね。

 しかしこんだけオタクに媚び媚びのお色気むんむんで町興しが出来るのかね。
 舞台となった地元のケーブルテレビでも放送されているというが、恥ずかしくて普通の人は観られないんじゃ、これじゃあ。

 まあ良いけど。


 さて次回は謎の兵隊が登場。

「私の仲居人生終わったー!」と巴が叫んでますが、さてはてどうなることやら。

 第7話『喜翆戦線異状なし』続く。

 あ、新ED良かったです。
「月影とブランコ」
 nano.RIPEクセになりそうです。


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posted by ぱとらしう at 23:21| Comment(0) | TrackBack(16) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月02日

花咲くいろは 第5話「涙の板前慕情」

 結局誰も泣かなかったね。


 衝撃的な光景を目にした緒花と民子。
 ショックを隠しきれない民子はあからさまに不機嫌最高潮です。

 そんな民子に呼吸すら禁止された緒花は出勤してきた菜子と巴に事情を話す。

 それに聞き耳を立てていた次郎丸。

 これが思わぬ事態を招きます。


 その日徹は喜翆荘には来ないとか。
 板長の富樫はそれについて何もいわず。

 ますます浮かない顔の民子。
 浴場を通りかかると「引き抜き!」という緒花の大声が聞こえてきます。

 次郎丸曰く、社会派小説を書くための彼のリサーチから推測するに、ライバル旅館「福屋」が将来有望な徹を引き抜きにかかっているとか。

 なんでも緒花の祖母こと喜翆荘の女将と福屋の女将は昔からのライバルだったとか。

 さらには巴も昨夜「俺が居なくても大丈夫でしょうか」と徹が富樫と話しているのを聞いたそうだ。

 状況証拠はそれなりに揃ったようですが、民子は強く否定します。

「徹さんは誰より喜翆荘の人と仕事を大事にしている!」

 とはいえ不安はどうしても拭いきれず、仕事でミスをしてしまう。


 何故民子がそんなにも徹を慕い好くのか。

 それは民子が喜翆荘に雇って貰ったことが切欠だった。

 当時どうしても板前になりたかった民子は家族の反対を押し切り、様々な板場で雇って貰うことを懇願しては断られ、そして喜翆荘に辿り着いた。

 だがまだ腕が未熟だった民子。
 女将も板長の富樫も民子を雇うことに乗り気ではなかったが、徹が自分が面倒見るからと女将達に頭を下げてくれたお陰で喜翆荘で住み込みで働くことが出来るようになったのだ。

 つまりは民子にとっては足を向けて寝られない程の徹は大恩人なのだ。


 諸々の事情を聞かされ巴に民子のことを頼まれる緒花だが、思いはなかなか伝わらず。

 民子が徹を心から好きなこと。それは孝一が緒花を慕っていることと同じこと。
 人が人を好きになること。


 そんな時ぼんぼり祭りのぼんぼり探しを縁に手伝わされる。

 なんでもぼんぼり祭りのぼんぼりからは札が下がっており、その札に願いを書くことで遠く出雲へ向かう神様が案内のお礼に、その願いを叶えてくれるそうだ。

 ぼんぼり片手に民子に突撃。
 民子に託し、困った時の神頼み。

 そして自分はいざ、「福屋」旅館へ徹を奪還しにまた突撃!


 だがしかし、だがしかしそこには徹の姿はなかった。

 徹を返せ、女将を出せと息巻きロビーで大騒ぎしたのは良いけれど、結名(本日はエセ博多弁)にことの顛末を聞くとまあ、あっけないものだった。

 徹は1日限定のピンチヒッターで福屋に出向いていただけ。

 さらにバイクでのタンデムは特に深い意味もなく、乗りたいから乗せて貰っただけと。

 なんと人騒がせな。


 喜翆荘にとぼとぼ帰ると入れ違いで既に徹は戻っていた。

 そもそもの原因は次郎丸の当てにならない一言。それも徹に一蹴され、またもとの喜翆荘に。

 しかし板長に引き留められるまでは一人前じゃないとは、職人の鑑ですね。

 次郎丸のいう程、喜翆荘と福屋の女将の仲もそんなに悪いものでもないようだし。

 なによりの緒花の収穫は民子から渾名「みんち」で呼んで良いっていわれたことか。さらに近々民子によって緒花のニックネームも作られそうで。

 緒花、なこち、みんち3人また友情を深められた。

 
 さて孝一にも無事メールの返事が書けたし、緒花はまた明日から頑張れそうだ。



「涙の〜」という割には誰も涙を見せることはありませんでしたな。

 先週の予想も見事に外れるし、まあある意味ベタな勘違い騒動でしたね。

 それでもやっと緒花、なこち、みんちが渾名で呼び合う仲になれたのは良かったですね。
 相変わらずみんちからはホビロン、ホビロンいわれそうですが(笑)。

 それもまあ良し。

 しかし徹はどうやら緒花に気があるっぽいなあ、なんだか。

 また別のトライアングルか。

 まあそれも良し。


 さて次回はやり手の経営コンサルタント登場です。
 喜翆荘の運命や如何に。

 第6話『Nothing Venture Nothing Win』に続く。

 訳は「リスク犯さずして成功無し」ってな感じでしょうか。
 間違ってたらごめんよ。


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posted by ぱとらしう at 23:13| Comment(0) | TrackBack(14) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月25日

花咲くいろは 第4話「青鷺ラプソディー」

 今日から新学期。

 緒花は今日から民子(みんち)や菜子の通う学校へ。

 旅館の下働きを始めた次郎丸や、叔父の縁、徹に見送られ、民子や菜子と共に登校。

 途中、喜翆荘より歴史のあるという、いわば喜翆荘からすればライバル旅館「福屋」を通りかかったり、駅に咲く桜にふと孝一のことを思い出してみたり。

 汽車に揺られながら柄にもなく物思いに耽ります。


 そして学校。
 親切な菜子に職員室に案内してもらう。

 そんな菜子と一緒のクラスになれるよう必死に祈るのだが。

 願い届かず、代わりに一緒のクラスとなったのは民子と、そしてもう1人。

 喜翆荘のあるこの町では東京者は珍しいようで、早速クラスメイトから質問攻めにあう。

 その上男子からは民子と同じ旅館で働いているということで、民子のことを根掘り葉掘りと。
 男子曰く、民子はこの学校ではモテの2大巨頭の1人「民子姫」としてモテモテだそうで。

 そんな緒花を質問攻めから救ったのが、2大巨頭のもう1人、「結名姫」こと和倉結名。例のライバル(?)旅館、福屋の一人娘だった。


 でもって、昼休み。
 菜子とお弁当を食べていると、なんと民子が男子生徒に告白されているところに出くわす。

 だが熱烈な男子生徒の愛の告白も民子には届かず。

 それでもってその男子に訊かれて民子が答えた好きな男性というのが、「結構物言いがきつくて、でも本当は温かくて、誰よりも率先して動いて、仕事に一所懸命で、髪の長さが……、目が……」とえらい具体的。

 その好きな人ってもしかして……。
 菜子は勘づいたようですが、緒花の頭の上にはクエスチョンマークが浮かんでいた。


 さてはて緒花達は旅館に帰り仕事開始。

 巴の民子のモテ具合への嫉妬は置いといて、緒花は孝一へのメールの返事に悩む、悩む。

 雨の中、緒花と菜子はお遣い(回覧板)に。
 途中で出会したのがやたらでっかい鳥「青鷺(あおさぎ)」。

 この辺に住んでいてこの町に住んでいる人にはお馴染みの顔のようで、菜子はさほど驚く様子もない。

 お遣い先の「福屋」では無愛想な女将に出会います。

 なんだか恐い。


 雨が上がりその帰りちょっと寄り道。

 菜子が引っ込み思案を直すためお参りしているという神社(というか小さな祠)へ。

 そこで奉られているのは狐を従えた小さな女の子の神様。
 だからすぐに迷子になる。

 そんな神様を神無月(10月)、無事出雲大社へと送り出すための「ぼんぼり祭り」というのがこの町ではあるそうだ。
 この神社からぼんぼりの灯が神様の進むべき道を照らし、道なりに連なる光景は壮観に違いない。

 それはそうと民子の渾名である「みんち」の由来。

 民子と早く友達になろうと色々ニックネームを考えて完成したのは「みんちゃん」だったが、声を掛けようとした時タイミング悪く「みんち」になってしまった。
 でもそれが渾名として馴染むんだから凄い。

 そして菜子のニックネームも完成。命名者、緒花。

「なこち」

 菜子も大喜び。


 そのころ旅館では徹の新作料理に女将が舌鼓を打っているところだった。
 どうやら徹の実力も女将からかなり認められるようになっているようだ。

 相変わらず緒花には口の悪い徹ではあったが。

 それはそれとして緒花はどうしても民子とも友達になりたい。
 まずは渾名「みんち」と呼ぶところから。

 お風呂でたまたま民子と一緒になる。

 これはチャンスと機会を窺うが、流石は緒花。
 見事に民子の地雷を踏んでしまう。

 徹の悪口で意気投合しようとしたのが不味かった。

 その徹が民子の思い人と気付いた時には既に手遅れだった。


 その晩寝る時も、次の日起きた時も機嫌の悪い民子に、なんとか許して貰おうと散歩に出た民子を追い掛けるのだが。

 またしても最悪な人と一緒に最悪な光景を目にするのだった。

 そこは旅館「福屋」の前。
 バイクに乗った民子の思い人、徹が乗り付け、その後ろに結名を乗せて走り去っていった。

 さてこの(民子の)恋どうなっていくのやら。

 くわっ!



 緒花さん菜子とはだいぶん仲良くなれたみたいですね。

 しかしここにきて恋のいざこざとは。


 1つ予想。

 緒花のお祖母ちゃんが「福屋」の女将に、そちらさんの板前がうちの大事な一人娘にちょっかいだしてあーだこーだ、と責められる光景が幻視出来た。

 それでもって徹が喜翆荘をクビになりかける(自らけじめであーだこーだ)。

 が、結名のことは誤解だったことがわかり、(説得して)民子の恋と徹クビは無事繋がる。

 こんな感じになるんじゃなかろうかと予想。


 しかし足りんな。まだ足りない。

 もっとごちゃごちゃして欲しい。
 色恋も良いが、旅館の仕事のこととか、人間関係で、もっとゴタゴタしないかな。


 とにもかくにも次回。

 第5話『涙の板前慕情』に続く。

「涙の」っていうくらいだから、徹が泣くような展開になるのかな?


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posted by ぱとらしう at 22:15| Comment(0) | TrackBack(14) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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